MUFG3社+Progmat、本邦初のトークン化投資信託へ — 「SC に付利できない」制約を商品側で埋める設計
三菱UFJアセットマネジメント・三菱UFJモルガン・スタンレー証券・三菱UFJ信託銀行と Progmat が、トークン化MMF (TMMF) の基盤整備で協業を開始した。2026年に機関投資家向けの円建て TMMF 提供をめざす。ステーブルコインの「直接的な付利がない」という制約を明示し、それをトークン化投信で補うという組み立てを一次情報から読む。
- 公開
- 2026-07-31
- 更新
- 2026-07-31 19:22 JST
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何が起きたか
2025年12月4日、三菱UFJアセットマネジメント・三菱UFJモルガン・スタンレー証券・三菱UFJ信託銀行の3社と Progmat, Inc. は、本邦初となるトークン化投資信託の開発をめざし、まず「トークン化マネー・マネージメント・ファンド (TMMF)」の基盤整備に関する協業を開始すると公表した。
- 提供目標: 2026年に日本で初めてとなる円建て TMMF の機関投資家向け提供。個人投資家向けなどへの拡充は将来的な検討事項
- 役割分担: 運用指図=三菱UFJアセットマネジメント / 信託財産・原簿管理 (受益権を ST として管理)=三菱UFJ信託銀行 / 販売=三菱UFJモルガン・スタンレー証券 / 基盤=Progmat SaaS がノードを提供
- 背景として挙げられた数字: 海外のマネー・マーケット・ファンドのトークン化は「既に85億ドル (約1.3兆円) 超規模」に達し、デジタル資産市場の中核的な存在の一つになっている
- 国内の前提: 円建て MMF はマイナス金利政策の影響等で投資家需要が低迷し、国内市場から姿を消していた
リリースの図には「ブロックチェーン」との記載があるのみで、具体的なチェーン名は記載されていない。パブリックか許可型かの明示もない。
なぜ重要か
このリリースで最も情報量が多いのは、ステーブルコインの制約を発行体側が明文化している箇所である。曰く、SC は即時決済を可能にする一方で「直接的な付利がない」という構造的な制約があり、資産運用の観点では他のトークン化アセットとの連携が鍵になる。
つまり設計思想は「SC に利息を付ける」方向ではなく、「利息が必要な資金は、同じ台帳の上にあるトークン化投信に移す」方向である。投資信託をトークン化し、SC とシームレスに移動・交換できるようにすることで提供価値を上げる、という組み立てになっている。
- 決済用の資金 (SC) と運用用の資金 (TMMF) を、同一の台帳上で往復させる構図が想定される
- 金利のある環境に戻ったことで、円建て MMF の商品性が再び成立しうるという判断が前提にある
- 最初の提供先が機関投資家に限定されている点は、JPMD と同じ「まず機関投資家」というパターン
日本企業への影響
- 財務・資金管理: 待機資金の置き場としてトークン化 MMF が選択肢に入るかを検討する価値がある。ただし2026年時点では機関投資家向けが対象であり、一般事業会社が使えるかは提供条件の公表待ち
- 経理: 投資信託の受益権を ST として保有する形になるため、暗号資産の期末時価評価とは別の会計論点になる。既存の投信の処理を踏襲できるかを監査法人と確認するのが早い
- IT・オペレーション: 「SC と TMMF を同一台帳で往復させる」前提が実現した場合、資金管理オペレーションは日次バッチから随時処理に近づく。現行の資金繰り管理プロセスとの整合を先に見ておく
- 注意: 本件はまだ「基盤整備の協業開始」であり、商品として提供されたわけではない。チェーンも未公表
(Fracton View は編集部レビュー待ちのため未掲載。本記事の解釈系 Claim は AI_DETECTED であり、人間の承認を経ていない。)
Fact 一覧 一次情報で確認された事実
三菱UFJアセットマネジメント・三菱UFJモルガン・スタンレー証券・三菱UFJ信託銀行の3社は Progmat, Inc. とともに、2025年12月4日、本邦初となるトークン化投資信託の開発をめざし、まず「トークン化マネー・マネージメント・ファンド (TMMF)」の基盤整備に関する協業を開始すると公表した。
有効期間 2025-12-04 09:00 JST 〜 現在
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「3社は、Progmat, Inc.(代表取締役社長 齊藤 達哉、以下「Progmat」)とともに、本邦初(2025年12月4日)となるトークン化投資信託の開発をめざし、まずは「トークン化マネー・マネージメント・ファンド(以下、TMMF)」の基盤整備に関する協業を開始します。」(2025年12月4日付リリース 冒頭)
- 本邦初のトークン化投資信託の商品化に向けた基盤整備に関する協業開始 — 三菱UFJアセットマネジメント・三菱UFJモルガン・スタンレー証券・三菱UFJ信託銀行・Progmat, Inc. / trust 5/5
提供目標は「2026年に日本で初めてとなる円建て TMMF の機関投資家向けの提供」であり、個人投資家向けなど提供先・商品ラインナップの拡充は将来的な検討事項と位置づけられている。役割分担は運用指図=三菱UFJアセットマネジメント、信託財産/原簿管理=三菱UFJ信託銀行、販売=三菱UFJモルガン・スタンレー証券。
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「まずは、2026年に日本で初めてとなる円建てTMMFの機関投資家向けの提供をめざして準備を進めます。将来的には、個人投資家向けなど、提供先や商品ラインナップの段階的な拡充なども検討していきます。」(2025年12月4日付リリース「2. 各社の役割と今後の予定」)
- 本邦初のトークン化投資信託の商品化に向けた基盤整備に関する協業開始 — 三菱UFJアセットマネジメント・三菱UFJモルガン・スタンレー証券・三菱UFJ信託銀行・Progmat, Inc. / trust 5/5
同リリースはステーブルコインの構造的制約を「直接的な付利がない」と明示し、そのため資産運用の観点では他のトークン化アセットとの連携が鍵になると述べている。投資信託をトークン化して SC とシームレスに移動・交換できるようにすることで提供価値の向上が見込める、という組み立てである。
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「SCは、法定通貨に価値を連動させることで価格変動リスクを抑え、ブロックチェーン上での即時決済を可能にする仕組みである一方、「直接的な付利がない」という構造的な制約があるため、資産運用の観点では他のトークン化アセットとの連携が鍵となります。」(2025年12月4日付リリース「2. 各社の役割と今後の予定」)
- 本邦初のトークン化投資信託の商品化に向けた基盤整備に関する協業開始 — 三菱UFJアセットマネジメント・三菱UFJモルガン・スタンレー証券・三菱UFJ信託銀行・Progmat, Inc. / trust 5/5
背景として同リリースは、海外のマネー・マーケット・ファンドのトークン化が「既に85億ドル (約1.3兆円) 超規模」に達しデジタル資産市場の中核的な存在の一つになっていると記述している。また円建て MMF がマイナス金利政策の影響等で国内市場から姿を消した経緯にも触れている。
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「海外におけるマネー・マーケット・ファンドは既に85億ドル(約1.3兆円)超規模に達し、デジタル資産市場の中核的な存在の一つとなっています。」(2025年12月4日付リリース「1. TMMFの基盤整備に移る背景」)
- 本邦初のトークン化投資信託の商品化に向けた基盤整備に関する協業開始 — 三菱UFJアセットマネジメント・三菱UFJモルガン・スタンレー証券・三菱UFJ信託銀行・Progmat, Inc. / trust 5/5
同リリースの図には「ブロックチェーン」との記載があるのみで、具体的なチェーン名は記載されていない。Progmat SaaS がノードを提供する構成が図示されているが、パブリックチェーンか許可型かの明示もない。
編集メモ 「書かれていないこと」を明示するための Claim。
Analysis 一覧 編集部・Fracton の解釈
この案件の要点は「トークン化した投資信託を、ステーブルコインの待機資金の置き場にする」という設計思想にある。SC に付利できないという制約を制度側で回避せず、別のトークン化商品で埋めるアプローチであり、企業財務にとっては「決済用の SC と運用用の TMMF を同一台帳上で往復させる」構図が想定される。
編集メモ AI による解釈。人間の編集レビュー前のため AI_DETECTED。
一次情報
- [01]本邦初のトークン化投資信託の商品化に向けた基盤整備に関する協業開始三菱UFJアセットマネジメント・三菱UFJモルガン・スタンレー証券・三菱UFJ信託銀行・Progmat, Inc. · trust 5/5 · 取得 2026-07-31
訂正・更新履歴
| 日時 (JST) | 対象 | Rev | 内容 | 更新者 |
|---|---|---|---|---|
| 2026-07-31 19:22 | ARTICLE | rev1 | 一次情報に基づく新規記事を公開 (解釈系Claimは編集部レビュー待ち) | research |
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